春秋の七草とその覚え方

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春秋の七草を知っている人は多いようで実は少なかったりします。 春の七草が「セリ」「ナズナ(ペンペングザ)」「ゴギョウ(ハハコグサ)」「ハコベラ(ハコベ)」「ホトケノザ(コオニタビラコ)」「スズナ(カブ)」「スズシロ(ダイコン)」で、秋の七草が「ハギ」「オバナ(ススキ)」「キキョウ」「クズ(葛)」「オミナエシ」「フジバカマ」「ナデシコ」の七つです。これらを合わせて春秋七草と言います。春の七草は、七草粥で有名ですね。七草粥は先程挙げた春の七草を刻んで入れたお粥のことで、邪気を払い万病を除くという占いのようなものです。呪術的な意味合いだけかと思いがちですが、おせち料理として疲れた胃を休めるといった効果もあるということはご存知でしたでしょうか。ただの風習とは違って、しっかりと体に良いものなのです。
これに対して秋の七草は今一歩マイナーな感じがします。これは春の七草はどちらかというと食用的な価値から馴染んできたものであることに対して、秋の七草は食用になるものも含まれていますが、その本質は花として飾ることに価値を見出した選ばれたものであるということが原因であると思います。特に行事に使われることは無いので、知名度では一歩劣る秋の七草ですが、昔から短歌や俳句を詠むことで用いられてきました。ですから、芸術を嗜む人にはとても有名なものです。 春の七草は秋の七草に比べて食用として有名ではありますが、芸術的に劣るというものではありません。春秋の七草としてまとめられることで庭園などでも飾られており、風情のあるものとして扱われています。万葉集にも詠まれており、俳句での季語として使われていますので覚えておいて損はないでしょう。 春秋の七草には覚え方があり、短歌調で簡単に覚えることができます。 春の七草は「セリ・ナズナ」「ゴギョウ・ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ・スズシロ」「これぞななくさ」となってており、秋の七草は「ハギ・ススキ」「キキョウ・ナデシコ」「オミナエシ」「クズ・フジバカマ」「あきのななくさ」というものになります。両方とも短歌調ということでわかりやすく、語感も良いというよく考えられたものですね。学校なんかで春の七草を覚えるという課題はよくありますが、ここで秋の七草も覚えているということをアピールできたら、ちょっと他とは違うヤツという印象を与えることができるかもしれませんね。 冗談はさておき、春秋の七草は今では忘れかけられていますが、日本で古くから伝わる文化ですので、覚えておくようにしておきましょう。新しいものも良いですが、こういった古い物にも良いものはあるということを忘れないようにしましょう